【2021年 最新版】『風の時代』に生き残る理美容業経営 vol.6《風の時代の理美容サロン出店》
こんにちは!
日本のBARBER SHOPは世界一!
JAPANESE BARBER BRAND
YOSHIZAWA Inc.group 代表 吉澤紀人です。
今回は、『土の時代』からの大変革‼︎ どうなる⁉︎ 乗り遅れるな‼︎
【2021年 最新版】『風の時代』に生き残る理美容業経営 vol.6《風の時代の理美容サロン出店》
です。
(訳ありまして、Vol.7を先にアップしました)
《土の時代》と《風の時代》のお客様動向 ご来店までの決定的な違い
世界的な新型コロナウイルス感染拡大と共に、私たちの生活環境、生活様式は大きく変わりました。
そして、《土の時代》に培われた世の中のさまざまな日常の常識も、大きく覆ることになります。
力づくで、強引に、急激に。
そして、《風の時代》の到来と共にお客様にもサロンにも新たな価値観が生まれてきます。
かつての一等地はもう違う⁉︎
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、世界の主要都市でも軒並みロックダウンするという衝撃が走りました。
日本ではそこまでの感染者数では無く、重症者数や死亡者数も世界的には少ないことや、法律のしがらみによりそこまでの強制力はありません。
しかし、初めて出された非常事態宣言の衝撃はかなりのものでした。
下は、その時の「東京都中央区銀座」2丁目の中央通り、超一等地の様子です。

それに比べ、下は「東京都品川区戸越」住宅が立ち並ぶ下町の昔ながらの商店街

2021年7月時点で8月22日まで4回目に当たる緊急事態宣言となりますが、勿論ここまでの極端な状態ではありませんが。銀座、東京駅、丸の内、大手町、日本橋、渋谷、新宿などの人出は戻っているかの様ですが、実はお客様層に変化が出ています。
人の動きを抑える為に導入されたテレワークにより、会社勤めの方や仕事で訪れる方達が減っているのです。
したがって、人はいらっしゃっても消費のマインドや傾向が今までと違った方達が違う理由でいらっしゃっているのです。
理美容室にとっては、今まで開けていれば自然と集まったお客様層はそうそういらっしゃいません。
わざわざ郊外からステータスで都心部のサロンでカットしにいらっしゃっていたお客様層も、リスクを恐れてカットは地元のサロンで済ませてしまいます。
勿論、その地域での集客がまったくダメではなく、一部の〈風の時代〉に応じた集客ができるサロン同士のハイレベルな戦いになるのです。
《土の時代》かつての一等地の常識、人の多さで店を開けていれば自然にお客様が集まる時代は終わった様です。
お客様はじっくり選ぶ時代

今までの《土の時代》お客様の行動パターンの一例です。
①ふと時間ができた。「そうだ、今の時間に髪を切ろう」と考えた。
②店を探して歩いていたら、ヘアーサロンの看板を見つけた。
③他に探すのも時間が無いし、入ってみよう。
④「ちょっと違ったかな。失敗した」と後悔する、又は「当たり!ラッキー!」
これからの《風の時代》お客様行動パターンではこうなります。
❶テレワークで自由な勤務。「今日は何処かで髪を切る時間を作ろう」と考えていた。
❷仕事の合間を見て、スマホでお店の検索。希望のスタイル、地域からスタイル画像を検索し、スタイリストの拘りや他の画像もじっくりチェック。
❸時間はあるのでじっくり絞り込み、少し行きづらいが自分に一番合いそうなスタイリストに決定。ネット予約で時間もある程度スタイリストの予約状況と自分の都合で調整した。
❹スタイルも希望通り、店の雰囲気も思った通りで違和感無し、やらせ無しの過去のお客様の口コミと店の口コミ返信の内容とやりとりが大変参考になった。店選びは大正解。自分も、次探している方のために口コミ投稿しておこう。
店舗立地 家賃 費用対効果で見れば郊外の大都市ほど狙い目⁉︎
2021年 7月12日 4回目の緊急事態宣言が発令されます。
かつての一等地は、もはや普段と変わらない人出です。
東京都では銀座、日本橋、新宿、渋谷、表参道。
百貨店も通常の営業に、飲食店も飲酒禁止と時短営業ではありますが営業しています。
しかし、会社勤務の方の出社ペースは戻りません。
なぜ人出が増えているのか。
自粛疲れ、我慢の鬱憤がたまり、ささやかながら発散しているのでしょうか。
銀座辺りや並木通りのハイブランド店では賑わいを見せ、バックやアクセサリーなどの小物を中心に高額商品の売れ行きは上々です。
家電も好調。
新車も売れています。
ホテルのラウンジではアフタヌーンティーを楽しむご婦人方で予約いっぱいです。
旅行や飲酒を伴う外食を控える事による日本国民全体の余剰金が20兆円ともいわれます。
そろそろ、行き場を探して漏れ出します。
しかし人出は戻れど、こんな方達はこの日中に理美容室のお客様にはなりません。
立地的に人の多い場所で、ただ店を開けておけば自然にお客様がいらっしゃることは無くなってきました。
YOSHIZAWA Inc.groupの現状
銀座マツナガ箱崎店【東京都中央区日本橋蛎殻町】
YOSHIZAWA Inc.【東京都中央区日本橋人形町】
【公式】ロイヤルパークホテルー東京・日本橋で最高のひとときを
ロイヤルパークホテル内にはありますが、もともと宿泊のお客様はほとんどいらっしゃいません。
平日のお客様は、近隣にお勤めの方がほとんどです。
勤務日で出社のタイミングでのご来店が多いのですが、やはりテレワークの影響により出社の割合が減った為にご来店のタイミングを逃し、ご来店周期が長くなる分で全体のお客様数が減少します。
土日のお客様は、近隣にお住まいの方が多いです。土日は相変わらず平日の2〜3倍前後の混み具合です。
東京都中央区日本橋蛎殻町と人形町は、東京都の中心である中央区であり、銀座や東京駅や日本橋から徒歩や自転車で行き来できる範囲にありながら、下町情緒ただ良い、拘りの店や隠れた名店が多く、ちょっとした通なブランド感のある地域でもあります。
交通の便も良く、スーパーなどもできて、中央区でも人気の住宅街でもあります。
近隣にある3つの小学校は全て増設され、中央区の人口増加に大きく関係している地域といえます。
したがって、同じ中央区でも理美容室にいらっしゃる可能性の方が多い地区であり、お客様の流れは銀座のど真ん中にある同業他店よりはあるのかと思います。
例えば、売上を比べた時に銀座の店と人形町で同等だとしたら、家賃相場は人形町は銀座の約半分です。
本来であれば銀座の売上は、人形町の2倍以上は欲しいところです。
YOSHIZAWA Inc.groupの現状
YOSHIZAWA Inc.PREMIUM YOKOHAMA【神奈川県横浜市西区みなとみらい】
横浜のみなとみらいにそびえるランドマークタワー内横浜ロイヤルパークホテルの50Fです。
宿泊のお客様は例年より少ないですが、都心部のシティホテルに比べれば多いと思います。
横浜みなとみらいのロケーションは未来的なウォーターフロントです。
高層展望台とスタイリッシュなブティックがある横浜ランドマークタワーは、みなとみらいのシンボルタワーです。
コスモロック21の観覧車からスカイラインを一望できるほか、1930年代の帆船「日本丸」も展示してあります。
臨港パークではコンサートやイベントが開かれ、シーサイドのプロムナードには、高級バーや飲食店ば並びます。
地域のホテルや結婚式場ではご結婚式も首都圏では有数です。
しかし、弊社のサロンでも新郎様のヘアセット&ブロー、メイキャップはいらっしゃいますが、このコロナ禍ではブライダル関係のお客様も極少数です。
平日は近隣にお勤めの方が多く、土日は近隣にお住まいの方が多いです。
みなとみらいは、本来ウォーターフロントのリゾートテイストではありますが、ショッピングモール、ホテル、結婚式場、イベント会場、大手会社の本社をはじめとしたオフィス街でもあります。
最近は周辺にマンションも多く建設され、都心部へ通うビジネスマンのベットタウン的な要素もあります。
店の状況は、土日祝日はお陰様で予約で一杯、平日はまだ余裕がありました。
しかしこのコロナ禍で、テレワークの普及により都心部へ出勤していた方達が自宅に多く残っており、土平日の昼間人口が増えていると考えられ、日祝日は相変わらず一杯、平日もいままでより予約が入っております。
お陰様で、未だ売上は右肩上がりで上昇しております。
みなとみらい、ランドマークタワー、横浜ロイヤルパークホテル。物件の冠的な家賃の設定を上げる要素は沢山ありますが、決して東京の一等地レベルではありません。
東京都心部の一等地の坪単価1/3レベルで、売上はそれ以上です。
まとめ
新型コロナ感染拡大と共に、《土の時代》から《風の時代》へと世の中は大きく変化しました。
企業も、交通費、出張費、接待交際費、オフィスを縮小または移転して家賃などの削減ができ、意外とこれでやっていけるという実感を得ました。
個人も、通勤の煩わしさから解放されその分の時間の有効活用ができ、テレワークで実質自由な勤務状況ができ、残業代分は減給しましたがこれもまた良しという気持ちも生まれ、人々のライフスタイルは大きく変化しました。
おそらく、コロナ前のレベルにはもう戻りません。
出店する場所の価値観はもはや変わりました。
勿論、都心部でも《風の時代》にマッチしたやり方で上手くいく場合もあります。
しかし、かなり上級レベルでの戦いになると思います。
《土の時代》までの固定観念に囚われず、《風の時代》の変化を地域ごとによく分析することをおすすめします。
そこに感度の立たない、浦島太郎状態にならない様にしたいところです。
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